【2021】楽天証券で、投資した合計金額と正確な実現損益(税引き利益額)を確認する方法
楽天証券を利用している皆さーん!!
自分が今までにどのくらい投資していて、どのくらいの利益を得ているのか、正確に把握できていますか?
株取引を重ねるうちに、分からなくなる人が多いのではないでしょうか。
楽天証券は、保有商品一覧画面の右上にこれまでの実現損益の累計が出てくるのですが、
(こんな感じ↓)
ここに書かれている「実現損益(私の場合は821,772円)」には、税金で引かれる部分も計上されているので(特定口座で売却したものは、売却益から税金が引かれます)、この額がそのまま懐に入るわけじゃないんですよね。
税金分が引かれるので、楽天証券の画面上で表示されている額から、実現損益は変わります。
今回は、私の資産を赤裸々に公開しつつ、楽天証券で、
- 投資資金の合計額
- 税引き後の利益の合計額
を正しく確認する方法をご紹介します。
まずは、「保有商品一覧画面」で資産を大まかにチェック
まずは保有商品一覧画面を表示させましょう!
資産合計と保有商品が全て表示されるのでとても分かりやすいです。
楽天証券ユーザーなら、ここが一番よく見る画面かと思います。
さて、私の今の資産と保有商品はどんな感じかといいますと…
楽天証券の保有商品一覧のトップページで確認したところ、2021年1月1日時点の資産合計は、4,866,284円でした。
私は国内の小型株が好きなので、ポートフォリオはマザーズやジャスダック、東証2部銘柄が多めです。
そして、持ち株、現在約195万円の含み損!!!
昨年(2020年)のコロナショックで含み損が膨らみ、大変なことに…
しかし、保有商品一覧のトップページを見ただけでは、自分が株にいくらつぎ込んでいて、どのくらいの利益を得ているのかは分かりません。
これから、投資資金と、利益のそれぞれについて正確な額を確認する方法を画像付きで紹介します。
①投資資金の合計額と、その内訳の確認方法
楽天証券では、マイメニュー>入出金・振替>入出金履歴のタブをクリックすると、入金額の合計と出金額の合計が分かります。
画面下に表示されている、
入金額の合計(青枠)-出金額の合計(赤枠)=現在楽天証券に入金している額
なので、私が楽天証券に入金している額(今まで株につぎ込んだ額)は、
6,703,198-1,228,165= 5,475,033円
ということが分かります。
②株で得た利益(税引き後)の合計額と、その内訳の確認方法
次に、株でどのくらいの利益を得たかを税引き後で確認する方法ですが、ちょっと面倒です。
私の場合ですが、株で得た利益は、
- 売却益(譲渡益)
- 配当・分配金
- 貸株サービスから得た利益
の3つに分けられます。
1.売却益(税引き後)の確認方法
実現損益から税金がいくら引かれたかは、マイメニュー>損益・税金利益>特定口座損益(譲渡益税)を見れば分かります。
特定口座損益(譲渡益税)のタブを開くと、上に「今年の特定口座損益・課税額」が表示される欄があり、
その下に「特定口座損益履歴」が表示される欄があります。
ここで、年次履歴のタブをクリックし、表示年を操作すると、過去の譲渡益等が年ごとに表示されますよ。
私の場合、2017年から株を始めましたが、売却は2018年以降しかしていないので、譲渡損益が表示されるのは2018年以降のみです。
実現損益821,772円のうち、特定口座での売却益は422,733円(265,948+33,961+122,824)であり、うち85,822円(54,000+6,897+24,925)が税金として引かれていることが分かります。
なので、税引き後の売却益の合計額は、
422,733-85,822=336,911円
ということが分かります。
で、ここで注意点なのですが、この税引き後の売却益の合計額は、あくまで「特定口座」の税引き後の売却益の合計額です。
NISA口座や一般口座の売却益は含まれていません。
NISA口座等の売却益も含めて、税引き後の売却益の合計額が知りたい場合は、保有商品一覧画面に出てくる実現損益額から、上記で計算した税金分を引けばOKです。
つまり
821,772-85,822=735,950円
となります。
2.配当・分配金(税引き後)の確認方法
配当・分配金は、保有商品一覧のトップページ画面(この記事の最初の画像)右上に書かれている数字が、税引き後の数字なので、それを確認すればOKです。
ですが、もうちょっと詳しく内訳を確認したい場合は、マイメニュー>入出金・振替>配当・分配金というところを見ます。
表示期間で「すべて」を選択すると、過去にもらった全ての配当・分配金の内訳が表示されます。
私の場合、税引き後の配当金の合計額は134,226円と85.14USドルということが分かります。
3.貸株サービスで得たお金の確認方法
楽天証券で貸株サービス(持ち株を貸し出して、一定の金利を受け取れるサービス)を利用している場合は、貸株サービスで得たお金も株で得た利益ということになります。
貸株サービスで得たお金の合計額は、「国内株」タブの「貸株」>「金利・配当金相当額明細書」で見ることができます。
私は2018年の6月から貸株を始めたのですが、今までで合計69,110円の貸株金利を得ていることが分かりました。
私の場合、貸株に出している株は、株主優待・配当を自動取得するコースを選択しており、配当金を貰っているので、配当金相当額はありません。
また、貸株にかかる税金についてですが、楽天証券で自動的に引かれるということはありません。
貸株金利・配当金相当額は税制上、雑所得扱いとなり、他の所得と合算のうえ、総合課税の対象となるのですが、年収2,000万円以下のサラリーマンの方で給与所得以外の所得が20万円以下の場合など、一定の要件を満たす場合は確定申告不要です。
投資金額と得た利益の合計と内訳、まとめ
長くなりましたが、これでようやく、今までに株にいくらつぎ込んで、どのくらいの利益を得ているのかが分かりました。
合計額とその内訳をまとめると、
投資金額合計(これまで証券口座に注ぎ込んだ額):5,475,033円
利益合計:939,286円と85.14USドル
(内訳)
- 売却益(譲渡益):735,950円
- 配当・分配金:134,226円と85.14USドル
- 貸株サービスから得た利益:69,110円
こんな感じでした!
ここでもう一度、保有商品一覧画面を見てみましょう!
実現損益は821,772円、となっていますが、税引計算後の売却益は735,950円なので、結構異なりますよね。
私はNISAも利用していますので、これくらいの差額ですが、特定口座・一般口座のみで売買している人なら、税引計算後の売却益はもっと少なくなるはずです。
貸株サービスで得たお金に関しては、そもそもこの画面では分かりませんし。
税引き後の利益や内訳が分かるとすっきりしますねー!