資産運用アプリ「お金のコンパス」がすごい!マネーフォワードと何が違う?正直な比較レポ
こんにちは、ねるこ(@neruko_toushi)です。
私はずっとマネーフォワードというアプリで資産の管理をしていて、非常に気に入っていました。
が、マネーフォワードは無料会員だと連携できるのは5口座までであることが唯一のネックでして。
私の場合、子供の銀行口座や証券口座も管理していますし、自分名義でも複数の証券口座を使い分けしているので、5口座じゃ全然足りないのです。
有料会員であれば無制限で連携できるので、有料会員になって利用していたのですが、毎月500円かかるため、無料で使える似たようなアプリがあれば乗り換えたいなと考えていたところ…
おかねのコンパスという私史上最高のお金の管理アプリを見つけました。
特に資産運用をしている人には相性が良いアプリだと思うので、マネーフォワードと比較しつつ、メリットやデメリットを紹介します。
お金のコンパスはマネーフォワードの技術を活かしたアプリ
この記事を書くにあたり調べて知ったことなんですけど、お金のコンパスって、マネーフォワードと共同開発して作られたアプリなんですよね。
マネーフォワードの技術を、資産運用の方向性に特化させたのがお金のコンパスです。
マネーフォワードは資産の管理というか、家計簿的な側面が強いですが、お金のコンパスは資産の活用や運用の方面に強いです。
そのため、資産運用をしていて、主に資産の把握のためにアプリを使いたい私のようなタイプにはぴったりでした。
なぜお金のコンパスは広告なしで無料で全ての機能を使えるの?
お金のコンパスを利用してみて最初に思ったことが、何故こんなに素晴らしく作り込まれていているのに、完全に無料で使えるんだろう?ってことだったんですよね。
使ってみると分かりますが、きっと、すごくお金とプロの手間がかかっているはずなんです。
広告も出てこないので、広告収入もないはずなんですよ。
さらに、マネーフォワードのように有料会員向けのサービスもなく、全ての機能が無料で開放されているんです。
普通に考えて、え?大丈夫??無料でこの神サービス維持できるの???って思いますよね。
その理由ですが、お金のコンパスは、資産の管理だけでなく「資産の活用」に重点を置いており、アプリからお金に関する相談(保険の見直しや証券会社での資産運用など)ができるので、相談による保険や金融商品の紹介料的なものを収入源の一つにしているのかな、と思います。
また、2019年に会社が設立され、比較的後発の新しいサービスのため、新規顧客を獲得するためにも無料でサービスを提供しているのかなとも思います。
マネーフォワードも最初は無料会員でも口座連携数は無制限で連携可能でしたが、しばらくすると有料サービスができて、無料会員のままだと使えるサービスに制限がかかるようになったんですよね。
ただ、昔の無料時代に作ったアカウントなら、無料会員でも無制限で口座を連携させることができるんですよ。
おかねのコンパスもマネーフォワードのようにゆくゆくは有料化されて、無料会員のままだとサービスの制限がかかるかもしれません。
その時にもしかすると、マネーフォワードのように有料サービスがない時に作ったアカウントなら無料会員のままでも有料会員のサービスを享受できるというラッキーが起こる可能性もあります。
まぁこれはただの予想ですが、全てが無料で解放されている今のうちにアカウントを作って、使い心地を試しておいて損はないです。
お金のコンパスとマネーフォワードの違い
お金のコンパスとマネーフォワードの機能を一覧にして比較してみました。
おかねのコンパス | マネーフォワード | |
利用料金 | 無料 | 無料会員:無料 有料会員:500円 |
口座連携可能数 | 無制限 | 無料:5件まで 有料:無制限 |
対応金融機関 | 2600社以上 | 2664社以上 |
一括更新 | 〇 | 無料:× 有料:〇 |
資産分析円ブラフ | 〇 | 無料:× 有料:〇 |
資産推移グラフ | 〇 | 無料:× 有料:〇 |
家計簿円グラフ | ○ | 〇 |
レシート撮影 | × | 〇 |
手動の入出金記録機能 | × | 〇 |
入出金把握カレンダー | × | 〇 |
アプリ内広告 | 無 | 無料:有 有料:無 |
比較してみると、お金のコンパス、本当に無料で大丈夫?って改めて思いますね。笑
おかねのコンパスのメリット
マネーフォワードと比較した、おかねのコンパスのメリットは
- 無料で無制限に口座を連携できる
- グループ分けも無制限に可能
- 無料で一括更新できる
- 資産・負債・ポイントという分け方なので、資産把握しやすい
- 年金と銀行や証券口座を分けて表示できる
- 期間限定ポイントの期限がわかる
- 米国株や米国ETFも銘柄ごとに損益が確認できる
ということです。
実際にどちらも利用してみて感じたのは、一番重要な連携できる口座の数は大差ないのでそこの使い勝手は申し分ないですし、家計簿機能を控えめにして資産管理に特化している分、資産の把握はお金のコンパスの方がやりやすく分かりやすいです。
資産運用をやっている身として、私はマネーフォワードの資産の分類の仕方に疑問を持っていたのですが(年金の分も資産総額に入るところとか、口座一覧では証券もポイントもカードの口座も全てが同列で一緒くたになるところとか)、おかねのコンパスの分類は私にとっては分かりやすいです。
ここらへんの使い心地や分類は好みがあると思うので、とりあえず試してみて欲しいですね。
また、姉妹アプリの「そなえるコンパス」と連携することで、⽣命保険や損害保険も合わせて管理することができます。
私はまだ利用していないのですが、お金のコンパスが気に入ったのでそなえるコンパスも使ってみようと思ってます。
おかねのコンパスのデメリット
お金のコンパスのデメリットは、レシート撮影機能や手動の入出金入力機能など、家計簿機能が少ないところです。
家計簿として毎日の細かい支出(特定の日に何にどのくらい使ったのかとか、小銭でジュースを買ったとか)を把握するのには向いていません。
それと、マネーフォワードでは可能な
- 口座に任意の名前をつけて表示させる
- 銀行口座の普通貯金のみ反映させる
- 仕分け項目のカテゴリーを追加
- CSV出力
といった部分には対応できていません。
そのため、家計簿として使いたい!という人はマネーフォワードの方がおすすめです。
私は支出を細かく把握する家計簿としては引き続きマネーフォワードを利用していて(支出把握用のため、証券口座は連携させず、クレジットカード等をメインで連携)、お金のコンパスはざっくりした資産の把握(証券口座をメインで連携)のために利用しています。
そのため、お金のコンパスの家計簿部分の弱さは特に気になりません。
個人的には、家計簿機能は今のままで十分なので、今後は家計簿機能を拡充するよりも、資産運用の方により特化させて、マネーフォワードでは連携されてないマイナーな証券口座や暗号資産等の取引所との連携を増やしてくれると嬉しいなぁと思ってます。
お金のコンパスはどんな人におすすめ?
実際に使ってみて、お金のコンパスは
- 資産運用している
- 連携したい口座の数が多い
- 無料で使いたい
- 広告なしで使いたい
- 家計簿機能はざっくりで良い
という方におすすめできると感じました。
資産運用していて、マネーフォワードの無料版だと口座連携数が足りず、家計簿での支出の管理はざっくりでよい私にはピッタリのアプリで、とても気に入っております。
そんなわけで、これからはおかねのコンパスを利用したいと思います。
ただ、今まで愛用していたマネーフォワードも良いアプリであることには変わりありません。
連携したい口座が5口座未満の方、毎月500円の有料会員になることに特に躊躇いはない方、レシート撮影機能や手動の入出金記録機能などの家計簿機能を重視する方などにはおすすめです。
私は、お金のコンパスでは銀行口座や証券口座、クレジットカード等を全て連携して資産の把握に利用して、グーグルスプレッドシートで作った家計簿で日々の支出管理をすることで家計管理しています。
この方法で家計管理をするようになってから、無理なく資産と支出が管理できるようになりました。とてもおすすめです。
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