【解説】下落相場で儲かる!楽天225ダブルベア(1459)とは?

私は空売り(信用売り)はしない!と決めているので、下げ相場で自分が儲かることはない、と思っていたのですが…
日経が下げると株価が上がる「楽天225ダブルベア」というETFがあることを最近知りました。
ちょうど今、コロナの影響で下がった日経が上がっているところ。
私は、コロナショックがまだ終わったとは思えず、3月末の権利落ちもあるし、まだ下がるだろうと思っているので、試しに楽天225ダブルベアを買ってみました。
楽天225ダブルベアとは?特徴と評判
楽天225ダブルベアは、日経平均の日次変動率のマイナス2倍の値動きを目指すETFです。
種別 | ETF-レバレッジ型・インバース型 |
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管理会社 | 楽天投信投資顧問 |
上場日 | 2015/7/15 |
特色 | 日経平均の日次変動率のマイナス2倍の値動きを目指すETF |
分配金実績(円) | 0 |
直近支払基準日 | 2019/3/15 |
支払基準日 | 3/15 |
純資産残高(百万円) | 28,068 |
信託報酬(税抜、%) | 0.35 |
月間売買代金(百万円) | 119,019 |
つまり、日経が下がると株価が上がるということです。
私のように、株は現物購入しかしない、と決めている人は、下げ相場の場合、
- 耐える
- 損切りする
- ナンピンする
- 株のセール!と勇んで買う
という選択肢になり、あまり歓迎できる状況ではないのですが、楽天ダブルブルは日経が下がると株価が上がるので、下げ相場でも利益を上げることができます。
保有している日本株と、基本的には逆の値動きをするはずなので、リスクヘッジにもなりますよね。
ETFとは、特定の指数、例えば日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動する運用成果をめざし、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託です。
ETFは投資信託ですが、上場しているので、株式と同じように相場の値動きを見ながら、市場の取引時間中であれば、いつでも売買できます。
ちなみに投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です
下落相場で儲かるベア型ETF、上昇相場で儲かるブル型ETF
楽天225ダブルベア(1459)は、名前の通りベア型ETFです。
ベア型ETFの対になるものとして、ブル型ETFというものもあります。
ブル型ETF・ベア型ETFとも、先物やオプションなどを利用して、基準となる指数の値動きを大幅に上回る投資成果を目指すレバレッジ投資信託です。
つまり、
ベア型ETF=下落局面でリターンが期待できるファンド
ブル型ETF=上昇局面でリターンが期待できるファンド
ということです!
楽天証券HP
ブル型ファンド・ベア型ファンドとは?
楽天225ダブルベア(1459)と同じように、日経の下落相場で儲かるベア型ETFは他にもあります。
- 楽天225ダブルベア(1459):日経平均のマイナス2倍の値動き
- 日経ダブルインバース(1357):日経平均のマイナス2倍の値動き
- ダブルインバース日経(1360):日経平均のマイナス2倍の値動き
- 大和ダブルベア(1366):日経平均のマイナス2倍の値動き
- 日経インバース(1571):日経平均のマイナス1倍の値動き
- 日経平均ベア上場投信(1580):日経平均のマイナス1倍の値動き
逆に、楽天225ダブルベア(1459)と逆の動きをする、日経の上昇相場で儲かるブル型ETFは、以下のようなものが挙げられます。
- 楽天225ダブルブル(1458):日経平均の2倍の値動き
- 日経平均レバレッジ(1570):日経平均の2倍の値動き
- 日経平均ブル2倍上場投信 (1579):日経平均の2倍の値動き
- 日経225連動型上場投資信託(1321):日経平均と同じ(1倍)値動き
楽天225ダブルベアのメリット
楽天225ダブルベアのメリットはこんな感じ。
- 楽天証券で手数料無料で取引できる
- 現物取引でも、価格の変動率を高めて取引することができる
- 現物取引でも、相場が下落時に利益が狙える
- 信託報酬が年0.378%と、他の日経平均のベア型レバレッジETFの中では低コスト
- ベンチマークである日経平均ダブルインバース・インデックスとの乖離率は、競合ETFに比べて少ないく、優秀な部類のETF
- 競合するETFと比較して、平均的な流動性なので短期取引もやりやすい
- 楽天証券の貸株利率は0.10%
1番の魅力は、楽天証券なら手数料が無料で売買できるところですね。
私は楽天証券を使っているので、何度も売買しても、手数料はかかりません。
長期で保有せず、短期で何度も売買するタイプのETFなので、手数料が無料なのは嬉しいです。
あと、これは楽天225ダブルベアに限ったメリットではないですが、現物取引でも実質的にレバレッジをかけて取引できたり、相場が下落時に利益が狙えるのは魅力です。
楽天225ダブルベアのデメリット
楽天225ダブルベアのデメリットはこんな感じ。
- 減価償却するので長期保有は不利
- 変動率が2倍になるため、損失の額も大きい
減価償却するので、長く持っていれば持っているほどリターンが減ります。
なので、短期で売買した方がいいです。
下落した場合、早めの判断で損切り対応しなければ損失が大きくなってしまうので、損切りができないタイプにはおすすめできないETFだとも言えます。
私は損切りが苦手なので、あまり枚数は買わず、基本的にはその日に売買し、長くでも1・2週間以内には売るようにしています。
また、レバレッジタイプのETFなので価格変動のリスクが大きいです。
これはメリットでもありますが、デメリットでもあります。
楽天225ダブルベアをおすすめできる条件
最後に、楽天225ダブルベア(1459)の特色を踏まえると、こんな時に、こんな条件でおすすめだと言えます。
- 楽天証券で売買する
- 短期で日経が下落する見込みがある
まぁ、この②の条件、短期で日経が下落することが分かれば、株で損したり苦労することなんてないんですけどね!!笑
この二つのポイントを抑えて、下落相場でも株を楽しみたいと思っています。