【働き方改革】会社員ワーママがテレワークを体験して感じたメリット・デメリット
こんにちは、1歳児育児中のワーママのねるこです。
先日、初めて「テレワーク」というものを使ってみました。
めちゃくちゃ良くて、これぞ新しい働き方だ!子育て中のママパパにぴったりだ!!っていうか子育て中じゃなくても使って欲しい人がたくさんいる!と思ったので、私が体験したテレワークについて紹介します。
テレワーク(在宅勤務・モバイルワーク・サテライト勤務)とは
そもそも、テレワークって何?という人も多いと思います。
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
※日本テレワーク協会より
テレワークは働く場所によって、
- 自宅利用型テレワーク(在宅勤務)
- モバイルワーク
- 施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)
の3つ分けられます。
つまりは、会社(みんなが集まる決まった場所)以外の場所で働く、というイメージですね!
ちなみに上記の3つそれぞれについて説明するとこんな感じです。
私が働いている会社は、働き方改革の一環でテレワークを導入しようとしていて、ひとまず何人かに数回体験させて効果のほどを確かめようとしていました。
このテレワークのお試し体験の希望者を募っていたので、前から在宅勤務に興味があった私は、すかさず手を上げて体験してみました。
1歳児育児中のワーママがテレワークを利用してみた
そんなわけで、今年の夏、3日だけテレワークを体験してみました。
ちなみに、私の仕事内容や家族環境はこんな感じです。
- 通勤時間はドアtoドアで片道1時間(徒歩20分+電車40分)
- 都心通いなので電車は激込み
- 平日仕事の会社員で定時はだいたい8時~17時
- 担当は新卒採用と人材育成
- 基本的にグループ単位で仕事をしていて、グループ構成はグループ長1名・私・直属部下2名の計4名
- 職場はThe・男社会
- 組織は大きいものの体制は古い会社なので新しい制度の導入は遅く順応性は低い
- 1歳児を育児中の母親
- 夫・妻・子供の3人家族
- 夫は平日仕事の会社員(会社は異なる)
- 夫の帰りは遅いので平日はほぼワンオペ
- 両親は遠方住まい
- 家族はみんな心身ともに健康
体験したテレワークの実施内容はこんな感じです。
- パソコンは会社から支給される
- 電話は携帯が会社から支給される
- ネット環境は自分で整備(工事や利用料は自腹)
- 社内のネット環境に繋げることで、メールやデータは会社にいるときと変わらない状況で利用できる
テレワークのメリット・デメリット
こんな感じで人生初のテレワークを体験したわけですが、実際に利用してみて感じたことを書いてみます。
まずは、メリット・デメリットから!
- 企業的視点ではなく、実施する人間側のメリット・デメリットを考えています。
- 今回私は家でテレワークを行ったので、主に家でテレワークをした場合のメリット・デメリットになっています。
- 通勤に時間がかからない
- 化粧をするなど、身なりを整える時間がカット
- 対人ストレスが少ない
- 集中できる
- トイレにもすぐ行ける
- お昼休憩で自炊できる、なんなら家事もできる、なんなら昼寝もできる
- 家の飲み物を自由に飲めるしお菓子もつまめる
もう、最高ですよ。ストレスがなくて。
テレワークをしてみて思ったんですけど、私は仕事が嫌で出勤が毎回億劫だったんですが、仕事をすることが嫌なんじゃなくて、職場の人と一緒に職場に拘束されることが嫌なんだと気づきましたね。
とにかく対人ストレスと拘束されるストレスが減るのが、最大にして最高のメリットだと思いました。
- 出来る作業が限られる
- 仕事内容によっては会社で行うより効率が悪くなる
- 自己管理能力が高くないとだらけてしまう
- テレワークの制度が整っていないと周りに迷惑をかける
- 家に自分以外の人間(もしくは犬など)がいる場合は集中できない
- 家にいる人からも嫌がられる可能性あり
使ってみて思ったのですが、テレワークができる仕事って限りがあるんですよねー。
例えば接客業や専門の機械を使う仕事(工場勤務とか研究職とか)だとできないと思いますし。
私は接客業でも専門の機械を使う仕事でもないのですが、家でもできる仕事ってのがなかなかなくて、2ヵ月のうちに3日しかできなかったのです。
例えば採用面接は会社じゃないとできないですし、研修とかも家じゃ無理ですもんね。
でも逆に、家でもできるデータ整理や資料作成なんかは、テレワークでやった方が捗ります。
ですが、テレワークを使うことで周りに迷惑をかけてしまう環境だと、使いづらいよなぁと思います。
今回は体験的にやったので、私が会社にいないことで電話の取次ぎなどが面倒くさく、部下に迷惑をかけてしまいました。
あと、同居の家族がずっと家にいる人は、在宅勤務はやりづらいかもしれません。
サテライトオフィス勤務にすると良いと思うのですが。
職場の男性は、家にいると専業主婦の奥さんが嫌がるので、テレワークなんてできないと言っていました。
テレワーク利用におすすめな人・条件
メリット・デメリットを踏まえて、テレワークの利用におすすめな人、そうじゃない人を挙げてみます。
テレワーク利用に向いている人、是非使ってみて欲しい人
- パソコンでできる仕事がメインの人
- 自己管理できる人
- 育児中・介護中の人
- 通勤に時間がかかる人
- 妊娠中
- ケガや病気で会社に行く・いるのが大変な人
- メンタルや身体が病みかけ・病み上がりの人
個人的には、妊娠中はトイレも近いしすぐ体調が悪くなるし電車も辛かったので、テレワークできると便利だな~なんて思いました。
あとは、家庭の都合で海外や地方に転勤になった人もテレワークなら辞めないで済むよなぁ。
ケガや病気で会社に行くのが大変だったり、ずっといるのがキツイ人にも向いています。
テレワーク利用に向いていない人、辞めた方がいい人
- 家にいるとダラダラしてしまう人
- 会社以外に社会(人)との繋がりがない人
- パソコンが使えない人
- 家のネット回線が遅い人
- 家に自分以外の人が常にいる人
- 職場で仕事仲間と一緒にいるのが好きな人
個人的な意見なんですけど、仕事(もしくは会社にいること)が大好きな人や、家庭での役割が仕事だけの人は会社に行って仕事をした方がいいと思います。
まぁそんな人はそもそもテレワークをやりたがらない気もしますけど…。
あとは社会との繋がりが仕事しかないのにテレワークにしちゃうと、逆に病む気がします。
テレワークをやってみて。多様な働き方への思い
テレワークをやってみて思うのは、こういった働き方はどんどん導入されるべきだということです。
子供を産んで分かったのですが、会社での仕事以外に責任を持ってやらなきゃいけないことがある(自分が主担当の仕事がある)と、毎日会社に行って、長時間そこにいる、ということが結構大変になるんです。
多様な働き方が出来るということは、色んな人が長く働けるということです。
うちの会社は結婚したり子どもが生まれると辞める人が多いのですが、それは多様な働き方ができないからだと感じます。
子育てとか介護とかやらなくてよくて、ずっとバリバリ働くつもりの人も、病気やケガで今まで通りの働き方が出来なくなる可能性だってあるわけです。
だから、多様な働き方ができる会社って、全ての人にとって良い会社だと思います。
そんなわけで今後はわが社のテレワーク導入を先陣を切ってガンガン進めていきたいと思っています。