こんにちは、ねるこ(@neruko_toushi)です。
私は2017年から投資を始めて、グロース株投資したりバリュー株投資したり米国株投資したり高配当株投資したりインデックス投資したり…色々やってきました。
そんな私が今最も注目しているのがクレカ積立。
クレカ積立は、投資信託の積立購入をクレジットカードで決済することで、ポイントを貰いつつ資産運用ができる、というものです。
投資でポイントが貰えるという、このお得感のあるサービスは、楽天証券が先駆者として有名で、楽天はこれで多くの新規顧客をゲットしたものと思われます。
が、もう顧客数は十分と思ったのか、サービスを継続することが難しくなったのか…楽天は2022年2月にクレカ積立で付与するポイント利率を変更することを発表しました。
その結果、楽天証券のほぼ一人勝ちだったクレカ積立サービスに多くの証券会社が参入し、クレカ積立戦国時代へと突入!
投資もポイントも大好きで、ほったらかしにできる投信積立を愛している私としては、願ってもない状況です。
というわけで、手当たり次第にクレカ積立できる証券口座を開設し、積立を始めることにしました。
クレカ積立サービスを提供している証券会社6社を比較し、特徴や使い勝手などをまとめてみましたので、クレカ積立が気になっている方の参考になると嬉しいです。
クレカ投資できる証券会社、5社を比較
証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | tsumiki証券 | セゾンポケット |
対応クレジットカード | 楽天カード | 三井住友カード | マネックスカード | au payカード | エポスカード | セゾンカード/UCカード |
ポイント付与率 | 0.2〜1% | NL:0.5% ゴールドNL:1% プラチナリファード:2% | 1.1% | 通常:1% au回線契約者:5%※1 UQモバイル契約者:3%※1 | 0.1~0.5%※2 | 0.09%※3 |
クレカ年会費 | ノーマル:無料 | NL:無料 ゴールドNL:5,500円(税込) プラチナリファード:33,000円(税込) | 初年度無料 次年度以降は年1回以上の利用で無料 | ノーマル:無料 | ノーマル:無料 | ノーマル:無料 |
最低積立金額 | 100円以上1円単位 | 100円以上1円単位 | 1,000円以上1円単位 | 100円以上1円単位 | 100円以上1円単位 | 1,000円以上1円単位 |
ポイントが付与される毎月積立上限 | 5万 | 5万 | 5万 | 5万 | 5万 | 5万 |
買付のタイミング | 毎月1日か8日 | 毎月1日 | 毎月24日 | 毎月1日 | 毎月10日前後 | 毎月8日 |
付与されるポイント | 楽天ポイント | Vポイント | マネックスポイント | ポンタポイント | エポスポイント | 永久不滅ポイント |
対象の投資信託の数 | 2,657本 | 約2,500本 | 1,239本 | 1,400本以上 | 5本 | 2本 |
①楽天証券×楽天カード
クレカ積立といえば楽天!
2022年8月以降、ポイント還元が以下のように変更になりましたが、楽天市場を頻繁に利用する人にとって、楽天証券や楽天カードを含む楽天経済圏の恩恵は大きいです。

これまでは年会費無料の楽天カードで決済すればどの投資信託でも1%のポイント還元率でしたが、今後はポイント還元が3パターンになり、クレカ積立の場合はどの投資信託を積み立てるかによってポイント付与率が変わりました。
更に、新しいサービスが開始し、楽天キャッシュという楽天系列の電子マネーで投資信託の積立ができるようになりました。
投資信託の購入を電子マネーで決済できるのは国内主要証券初なんだそうです。

クレカ積立という新たなジャンル(?)を開拓した楽天証券ですが、今後は電子マネー積立をトレンド化するつもりなんでしょうか。笑
楽天はいつもポイント付与の仕組みが複雑なのが難点ですが、私は楽天経済圏と楽天証券の一歩先をゆく姿勢が好きです。
②SBI証券×三井住友カード
サービス豊富で総合力が高いSBI証券。投資初心者から玄人までメイン証券として使える証券会社です。
2021年6月30日から三井住友カードによるクレカ積立サービスを開始しました。
SBI証券のクレカ積立の特徴は、対象カードが多いこと。
ポイント付与率 | 対象カード |
---|---|
2.0% | 三井住友カード プラチナ VISA/ Mastercard 三井住友カード プラチナ PA-TYPE VISA/ Mastercard 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners(VISA/ Mastercard) 三井住友カード プラチナプリファード |
1.0% | 三井住友カード ゴールド(NL) 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard 三井住友カード ゴールド PA-TYPE VISA/ Mastercard 三井住友カード プライムゴールドVISA/ Mastercard 三井住友カードゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC) 三井住友カードビジネスオーナーズゴールドVISA 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners(VISA/ Mastercard) 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード (ゴールド/プライムゴールド) |
0.5% | 三井住友カード(NL) 上記以外のVポイントが貯まるカード |
カードによってポイント付与率や年会費が違うのでどのカードを作るか悩ましいですね。
年会費無料の三井住友カード(NL)だとポイント付与率は0.5%と若干物足りなく感じますが、2%のプラチナプリファードだと年会費が33,000円かかります。
私は三井住友カード ゴールド(NL)を作りました。
初年度年会費無料で、1年で100万円利用すると年会費が永年無料のキャンペーンをやっていたので、永年無料を目指してメインカードにしてせっせと利用してます。
ちなみに、投資信託の保有で貰えるポイントが6証券の中で最も多いのも特徴です。
投資信託の保有額が多いなら、SBI証券に置いておくのがおすすめです。
③マネックス証券×マネックスカード
クレカ積立界に彗星のごとくあらわれたマネックス証券。
2022年2月25日からサービスを開始しました。
年会費実質無料(※)のマネックスカードでポイント付与率が1.1%と、他の証券会社が横並びで1%が多い中、0.1%上乗せしてくるあたり、気合を感じます。
貰えるポイントはマネックスポイントと呼ばれるものですが、このマネックスポイント、株式売買手数料に充当したり、
- アマゾンギフト券
- dポイント
- Tポイント
- ポンタポイント
- nanacoポイント
- waonポイント
- ANAマイル
- JALマイル
などに交換できるので、かなり使い勝手が良いです。
私はクレカ積立目的で証券口座を作りましたが、外国株の取扱い数が多いところや、IPOに強いところも気に入っています。
今後も長く付き合いたい証券会社です。
④auカブコム証券×au pay カード
2022年3月28日からクレカ積立のサービスを始めることを発表したauカブコム証券。
年会費無料のau pay カードで1%のポイント付与率なのも素晴らしいですが、電話回線が主力のauだけあって、au回線契約なら+4%、UQモバイルなら+2%付与率を上乗せしてくれます。
さすが電話回線が主力のau。自分の強み分かってますよね〜。
もともとauやUQのスマホを使っている方なら、ポイント付与率で見るとauカブコム証券が最高です。
私は今楽天モバイルを利用しているのですが、結構本気でUQmobileを契約することも考えています。
⑤tsumiki証券×EPOSカード
tsumiki証券はエポスカード会員向けの投資信託の積立に特化した証券会社で、取り扱っている商品は以下の5つのみ。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- コモンズ30ファンド
- ひふみプラス
- まるごとひふみ15
更に、積立年数によってポイント率が異なる、という特徴があります(がんばってるねポイントという加算ポイント)。
積立年数 | 加算ポイント |
---|---|
1年目 | 0.1% |
2年目 | 0.2% |
3年目 | 0.3% |
4年目 | 0.4% |
5年目以降 | 0.5% |
tsumiki証券:がんばってるね!ポイントって何??より
エポスゴールドカード・プラチナカード利用者の場合は、年間の利用額に応じてボーナスポイントが貰えます。
年間利用金額 | ゴールドカードの場合のボーナスポイント | プラチナカードのボーナスポイント |
50万円以上 | 2,500P | ー |
100万円以上 | 一律 10,000P | 20,000P |
200万円以上 | ー | 30,000P |
300万円以上 | ー | 40,000P |
500万円以上 | ー | 50,000P |
700万円以上 | ー | 60,000P |
900万円以上 | ー | 70,000P |
1,100万円以上 | ー | 80,000P |
1,300万円以上 | ー | 90,000P |
1,500万円以上 | ー | 一律 100,000P |
そのため、エポスゴールドやプラチナカードを持っているなら魅力的なのですが、年会費無料のエポスカードをこれから作って、tsumiki証券を始める…となると、ポイント付与率のみで考えると他の証券会社に比べて優先度は低いです。
個人的には、tsumiki証券は
- エポスゴールドやプラチナを持っている人で、利用額を積み上げたい人
- 他の証券会社でもクレカ積立しているけど、さらに余力がある人
- エポスカードユーザーで、利用額を増やしてゴールドカードへのインビテーションを狙いたい人
向けかな〜なんて思います。
私はエポスゴールドカードを持っていたので(昔マルイでちょいちょい買い物していたらインビテーションが届いて、年会費永年無料でゴールドカードになりました)、tsumiki証券に魅力を感じて積立を始めることにしました。
ちなみに、エポスカードはゴールドカードへのインビテーションが割と簡単に届くことで有名で(インビテーションが届いてゴールドに切り替えると、年会費無料でゴールドカードを保有できます)、エポスカードの場合、tsumiki証券の積立もカード利用の実績になるので、エポスゴールドカードへのインビテーション狙いでつみき証券で積み立てる、という手もあります。
tumiki証券の場合、紹介した他の4つの証券会社と異なり、そもそもエポスカードがないと投資ができないので、まずエポスカード作ることになります。
⑥セゾンポケット×セゾンカード/UCカード
セゾンポケットはクレカ積み立てによるポイント付与が特殊で、セゾンカード/UCカードで積み立てを6回行うと、その6回の累計金額に応じてポイントが付与されます。
ポイント付与率は5,000円ごとに1ポイントなので、例えば毎月1万円積み立てると12ポイント貰えます。
貰えるポイントは永久不滅ポイントというものですが、永久不滅ポイントは1ポイント1円ではなく、100ポイント単位で450円分の価値のあるポイントなので、このことを考慮してポイント付与率を考えると0.09%となります。
積み立て可能な投資信託は
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
の2つ。
セゾンポケットはtsumiki証券と同じくクレカ積立を目的に開設する証券口座ではなく、既存のセゾンユーザー向けの証券口座かと思われます。
ポイントはキャンペーンのようなもの。いつまで続くかは分からない
ポイント目当てでたくさんの証券口座を開いた私ですが、このポイント還元率はそう長くは続かないだろうと思っています。
儲けの少ない投資信託の購入でポイントをたくさんつけるのは証券会社にとっては不利益なので、クレカ積立でポイントを弾むのは新規で証券口座を開設してもらうためのキャンペーンのようなものだろうと思うからです。
でも、いつまで続くか分からないからこそ、こんな美味しいキャンペーンには早めに乗っかっておきたい!というのが私の考えです。
クレカ積立で貰えるポイントはあくまでおまけなので、ポイントを目当てにやたらと口座やカードを作ったり(お前が言うな)、付与率だけで証券会社や購入する投資信託を選ぶのはおすすめしませんが、迷っている時の決め手の一つにはなるかな?と思います。
余裕があれば、複数の証券口座で積立したいところですが、私のようなクレカ積立マニアでもない限り5つ全部で積み立てる人はいないと思うので、最後に個人的なおすすめパターンを紹介しときます。
- 楽天市場でよく買い物する人楽天証券×楽天カード
- 三井住友カード ゴールド(NL)を作って100万円利用するアテがある人SBI証券×三井住友カード
- auまたはUQモバイルユーザーauカブコム証券×au pay カード
- 上記以外マネックス証券×マネックスカード
- クレカ積立好きなエポスユーザーもしくはエポスポイントのみで投資したい人tsumiki証券×EPOSカード
私の今の一押しは「マネックス証券×マネックスカード」ですかね。
堅実に資産運用できて、おまけにポイントが貰えたら言うことなしです。
自分の環境や目的に合った証券口座を選んでくださいね!
口座やカードを作る際に更に一手間掛けられるなら、ポイントサイトを経由して作るのがおすすめです。
おすすめのポイントサイトはこちら。時期によってポイント還元率が変わるので、一番高いところを選んでみてください。
インスタ、ツイッターやってます!
インスタでは投資やお得情報の発信、ツイッターでは日常のあれこれや買った銘柄のことなどを呟いてます。