ジュニアNISA

学資保険に入らずに、教育資金をジュニアNISAで運用しても大丈夫?

ねるこ
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我が家は2017年生まれの子供がいます。
妊娠が分かってから、将来のお金のことが、色々と気になるようになりまして。

それまではわりと楽天的に生きてきましたが、子育てや、今後の生活に必要なお金のことが急に心配になったんです。

家計簿さえ付けていませんでしたが、妊娠をきっかけに、資産運用や家計管理について真剣に考えるようになりました。

子供が成長するにつれて、習い事や受験代、大学での学費・生活費など…お金がどんどんかかるようになると聞きます。
お金がかからない小さいうちが貯め時だと、どの家計管理の雑誌や本にも書かれていたので、子供のためにも今のうちにしっかりお金を貯めなきゃ!!という気持ちが高まりました。

そんな私が、子供の将来の学費をどんな風に貯めて、どう管理していくのがベストなのか?について考えた結果、学資保険ではなく、ジュニアNISAでの運用を選んだ理由についてお話します。

定番の学資保険、メリットとデメリット

子供の学費を貯める方法として、最初に思いついたのは、学資保険に入ることでした。

学資保険は、子供の将来の養育費を貯めるための保険です。
だいたい、お金がかかる大学進学時(子どもが18歳になる頃)を満期に設定して、それまで積み立てる人が多いですよね。

学資保険のメリットとデメリットをそれぞれ調べてみたところ、商品や保険会社によって異なりますが、だいたいこんな感じでした。

  • 半強制的にお金が貯められる
  • 入学祝い金等、満期前にお金が貰えるものも
  • 保険料払込免除のおかげで親が払込み途中で死亡しても養育費を子供に残せる
  • 固定金利のため見通しが立ちやすい
  • 育英年金・医療特約・子供の死亡給付金がつけられる
  • 金利が固定される
  • 中途解約で損をする
  • 返戻率が低いものも
  • 健康状態によっては加入できない
  • 年齢制限が設けられている
  • 保険会社の倒産で満期保険が減らされるケースがある

半強制的にお金を貯められることや私たち(契約者)に何かあった場合でも子供にお金を残せるところは大きなメリットでした。
しかし、返戻率が低いことや、特約をつけると元本割れする保険が多いことが気になりました。

我が家は共働きで、私は出産後も働き続ける予定でしたが、現実的に毎月貯金に回せるお金には限りがあります。

限られたお金を最大限にベストな方法で管理したくて、とても悩みました。

ジュニアNISAって、学資保険の代わりになるの?

そんな中で、ジュニアNISA口座を開設で資産運用する方法があることを知りました。

ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)とは、2016年にスタートした、子どもの将来に向けた資産形成をサポートするために導入された非課税制度です。
こんな特徴があります。

  1. 毎年80万の範囲内で5年間非課税で投資できる
  2. 5年の投資期間終了後は20歳までロールオーバーして非課税で運用できる
  3. ロールオーバー可能な額に上限はない
  4. 子どもが18歳になるまで払い出しできない
    ※2020年度の税制改正で変更あり!詳しくは注意点をチェック

ジュニアNISAは「投資のための制度」で、学資保険は「保険」です。
そもそも性質が異なるので、ジュニアNISAが学資保険の代わりになるわけではありません

でも、【子供の将来の教育費に充てる】という目的と、【対象となる子供がいないと利用できない】という点は一緒です。

学資保険ではなく、ジュニアNISAに決めたワケ

我が家が、学資保険ではなく、ジュニアNISAで運用することを選んだ理由は大きく3つあります。

【理由①】2024年以降は払い出しが可能

ジュニアNISAは、基本的に子供が18歳になるまで払い出しできない制度だったのですが、2020年度の税制改正により、2024年以降、その年齢制限が撤廃され、18歳未満でも源泉徴収されずに(非課税のまま)払い出しができるようになりました。

学資保険は基本的に満期になるまで気軽に引き出せません(引き出せるとしても、親が病気になったとか、災害にあった等のみ、という条件があったり、そうでなければ元本割れすることがほとんど)が、ジュニアNISAは2024年以降ならいつでも引き出せるので、本来必要だと思っていた時期よりも前にまとまったお金が必要になった場合でも対応できます。

ただ、私は子供の将来の養育費だけは、何かあっても簡単には手をつけられないような、安全な場所で別枠で確保しておきたい、という人にとってはデメリットかもしれません。

【理由②】死亡時の補償は死亡保険でカバーできる

私は、学資保険は「保険料払込免除のおかげで親が払込み途中で死亡しても養育費を子供に残せる」というところが一番の魅力だと思っていました。

でも、我が家は共働きですし、夫婦どちらも割といい額の死亡保険をかけていたので、ジュニアNISAではカバーできなくても、死亡保険でカバーできると考えました。

【理由③】満期時の学資保険の返戻金よりもよいリターンが見込めると感じた

一番の決め手がこれでした。
学資保険にはない、ジュニアNISAの最大の特徴です。

学資保険の返戻率は満期に解約したとして、高くても元本よりちょっと増える(最大で+8%)程度で、元本と同レベルだったり、元本割れ(払い込んだ額より少ない金額しか戻ってこない)という学資保険もたくさんあります。

投資は自己責任ですし、運用したお金が増える保証なんて何もありませんが、投資の勉強をしてみて、私は満期時の学資保険の返戻金よりもよいリターンが見込めると感じました。

ジュニアNISAでの運用益は非課税になりますので、通常は2割ほど税金としてとられる運用益が、まるごと懐に入るのもありがたいポイントです。

現在はジュニアNISAで教育資金の資産運用中

当時、私は投資なんてしたこともなく、むしろ何だか危ないし怪しいものだと思っていたので、最初は将来の学費のための大事なお金で投資をすることに躊躇していました。

ですが、株について情報収集したり、株式投資関連の本を読んだりするうちに、しっかり方針とルールを設けて運用すれば、そんなに危ないものでもないな、と思うように。

それでも不安はあったので、2017年の末に自分の証券口座を開設して、独身時代の貯金で株式投資に挑戦してみました。
しばらくやってみて、思ってたより大丈夫そうだ!という気持ちになったので、2018年からジュニアNISA口座を開設して、将来の養育費の運用を始めました。

ジュニアNISAでの運用方法や成績については、こちらで記事を書いています!

注意!学資保険の方がおすすめの家庭もある

我が家は限りある資産を学資保険ではなくジュニアNISAで運用することにしましたが、ジュニアNISAをどの家庭にもおすすめしたいわけではないです。

何故なら、ジュニアNISAは何度も書きましたが「投資」であり、投資にかける手間や時間、覚悟のないままに、気軽に始めるのはおすすめできないからです。
ジュニアNISAじゃなくて、学資保険で教育費を用意した方が良い家庭はこんなタイプです。

学資保険の方がおすすめなタイプ
  • 投資には興味がない、やりたくない人
  • 投資のリスクはとりたくない人
  • 手間をかけずに無難に貯金したい人
  • 保険にしかない特約をつけたい人

ちなみにもし我が家に潤沢にお金があれば、学資保険に入った上で、ジュニアNISAもやっていたと思います。笑

ちなみに私は学資保険を検討する際に、保険ガーデンプレミアを利用しました。

学資保険の専門相談サイトなので、学資保険の種類や知識が豊富なプランナーの方に相談できて良かったです。

結局学資保険には入りませんでしたが、とても勉強になりましたし、納得して判断することができました。
しつこい勧誘もなかったのでおすすめです。

ちなみにオンライン面談することでプレゼントが貰えます。
※①アンパンマンかいて育脳!らくがき教室ジュニア/②アンパンマンカラフルおでかけ砂場セット/③ラクマグ漏れないストロー340ボーダー/④ベビーフード8種×2/⑤あきたこまち3㎏のうちどれかゲット
私が面談した時よりちょっとプレゼントが豪華になってて羨ましい。

子供のための大事なお金、どんな風に管理するか?
この記事を最後まで読んでくださった方は、このことを考えているしっかりした方であろうと思います。

自分なりに考えて、悩んで、良い判断ができますように。

ねるこ
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お互い頑張りましょ!
ABOUT ME
ねるこ
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会社員|投資家|ブロガー
6歳&3歳兄弟の母です。 忙しくてもできるほったらかし投資と日々のあれこれについて書いています。 毎日慌ただしいけど、楽しく堅実に資産運用したい人を応援したい! このブログがそんな誰かの役に立ったり、一歩踏み出すきっかけになるといいなと思っています。
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