共働き夫婦って家計管理どうしてる?夫婦別会計の我が家の場合【都内在住/アラサー夫婦/4人家族】
共働き夫婦の皆さん!家計管理ってどうしてますか?
財布は一緒ですか?支出の分担は?どっちが家計を握ってますか?
私の周りの結婚している同世代の友人は共働きが多いのですが、家計管理について聞いてみると、その方法はみんな驚くほどバラバラです。
家庭の数ほど、家計管理の方法があるのでは、と思えるくらい、多様な気がします。
だからこそ、人の家計管理の方法って気になるんですよね~。
我が家も共働きなのですが、家計管理には紆余曲折ありました…。
夫と考えが合わず、揉めたこともしばしば。
ですが、今のところ双方とも納得のいく家計管理が出来ているので、我が家の家計管理の遍歴を紹介しつつ、そこから得た大事なポイント(というか教訓)を紹介してみます。
我が家のプロフィール(家族構成・年収)
まずは、我が家の家族構成や収入の現状について紹介します。
【家族構成】
- 夫(33):正社員
- 妻(31):正社員(育休中)
- 子ども(3):保育園児
- 子ども(0)
【家計情報】
- 収入の比率は、夫:妻=2:1
- 持ち家なし
- 車なし
- 両親への仕送り等なし
- 奨学金の返済あり(夫)
我が家は3歳と0歳の子供がいる4人家族で、夫の方が収入が多く、私の2倍くらいあります(残業代等含めた額です)。
持ち家も車もないので、借金は奨学金くらいですが、夫が自分の財布から払っています。
家計分担の遍歴を時系列で紹介
そんな我が家の家計分担の遍歴(といってもまだ結婚して5年も経ってないんですが)はこんな感じです。
結婚当初:別居時代。独身時代となんら変わらず
私は転勤が多い職種で、夫と結婚した当初は夫(東京)、私(日本の端っこ)と完全別居婚でした。
そのため、結婚当初の家計分担は独身時代となんら変わらず。
夫の収入を把握なんてする気もなく、何にいくら使っているかも知りませんでした。
夫も同じく、私の収入には興味なしでした。
夫 | 共通 | 妻 |
家賃 | ー | 家賃 |
光熱費 | ー | 光熱費 |
その他 | ー | その他 |
それで特に不満を感じたことはなかったです。
別居だと、人と一緒に暮らすストレスもなく、家事の負担が増えるといったこともないので楽でした。
共通でお金を貯める、とか、共通の財布を持つ、という概念もなかったので、結婚式のお金も一緒に貯めるとかではなくお互いに決めた額を分担して出し合い、会いに行く交通費も共通で出し合うのではなく行く方が払う、という感じでした。
結婚2年目:同居開始。共通の貯金を作る
結婚して丸一年以上経ってから、私が東京勤務に異動になったので、夫との同居生活が始まりました。
新たに部屋を借りるのではなく、夫がもともと住んでいた家に私も一緒に住む、という同居の仕方だったので、家賃や光熱費はそのまま夫が払うことに。
その代わり、食費や日用品代は私が出していました。
夫 | 共通 | 妻 |
家賃 | 貯金 | 食費 |
光熱費 | ー | 日用品 |
個人のもの | ー | 個人のもの |
同居するにあたって、大きな冷蔵庫に買い替えたり、ドラム式の洗濯機にしたり、家電類を買い替えたのですが、冷蔵庫は私が買って、洗濯機は夫が買って…という感じで分担していました。
同居を始めてからどっちが払うのか?という話になることが増えたので、財布を一緒にしようとしたことは何度かありますが、絶対に財布は握られたくない、お小遣い制なんてもってのほか、という夫だったのと、私も正社員でそこそこの給料があって困ることはなかったので、別居時代の感覚のまま、夫婦別会計になりました。
しかし、貯金だけはしなきゃいけないでしょう!ということで、共通の貯金用の口座を設けて、そこに毎月一定額を夫婦で出し合って、貯めていくことにしました。
ちなみに共通の貯金の負担額ですが、夫の方が収入が多いので、負担割合を多くしていました。
私としては、同居して家事量は増えたものの、家賃や光熱費は払わなくて済むし、食費も外食代は夫が多めに払ってくれたりしていたので、支出の分担には特に不満はありませんでした。
また、結婚したら妻側が家計簿をつけて、一家のお金の管理をするもんだと思っていましたが、しなくていいなんてむしろラッキー!という感じでした。
結婚3年目:第一子誕生!育休開始で私の収入は減ったのに支出が増えて不満が募る
子どもが生まれる前に2人で住んでいた部屋は単身用の50㎡もない部屋だったので、子供が生まれる直前に引っ越しました。
引っ越し後も、家賃と光熱費は夫の分担に。
ですが、以前より家賃が安くなったので、その分はマイホーム貯金に回すことにしました。
私の方は、子供が出来てから、検診費用や出産準備にかかるお金、育児グッズなど、出産や子育てにかかるものの支出が増えました。
育休中は収入が減るにもかかわらず、支出の分担は前と一緒、というか、子どもにかかるお金の分私の支出は増えていったので、どんどん貯金がなくなっていきました。
夫 | 共通 | 妻 |
家賃 | 貯金 | 食費 |
光熱費 | ー | 日用品 |
個人のもの | ー | 出産・育児に関するもの |
ー | ー | 個人のもの |
育休初期は、仕事をしていた時に比べて外食費もかからないし、仕事による過度なストレスもなく、子どもも可愛くて、毎日楽しかったのです。
ですが、育休に入って一年くらい経って、自分の貯金が減っていくと、だんだん不満が溜まっていきました。
結婚4年目:仕事復帰。復帰前に支出分担を見直し!
そもそも、家計簿などを付けていなかった私は、何でこんなに自分のお金が減っていくのかいまいちよく分かっていませんでした。
自分の収入に対して、何にどのくらい自分が支出しているのか把握していなかったんです。
(今振り返ると怖い)
そこで、一念発起し、家計簿をつけることに!
始めたころは若干挫折したりしましたが、その時に始めた家計簿は今でも続いていて、あの時始めて良かったなぁと心から思っています。
家計簿を付けた結果、思っていた以上に私の支出の割合が多かったので、夫と話し合い、分担を変更しました。
夫 | 共通 | 妻 |
家賃 | 生協利用料 | 食費(生協利用料を除く) |
光熱費 | 保育園利用料 | 日用品 |
家のネット料金 | ジュニアNISA運営費 | 子供に関するもの |
マイホーム用貯金 | 残りは貯金 | 教育費用貯金 |
個人のもの (保険、携帯代、服など) | 個人のもの (保険、携帯代、服など) |
食費のうち生協利用料は共通費からにして、保育園の利用料も共通費から出しています。
そして、この分担が今でも続いています。
この分担にしてから支出の負担が減ったのと、仕事復帰して、自分のお金に余裕がでてきたので、家計分担に対する不満はなくなりました。
結婚6年目:第二子出産。私の収入が減り、育児と家事の負担が増えたので、家計をもう一度見直し
結婚6年目、第二子が生まれ、私は2回目の育休に入ることに。
私の収入は減り、家事と育児の負担が増えるので、その分支出は減らすことを夫に交渉しました。
というわけで、こんな分担に。
子供にかかるお金は、共通の財布から全て出すことにしました。
夫 | 共通 | 妻 |
家賃 | 生協利用料 | 食費(生協利用料を除く |
光熱費 | 保育園利用料 | 日用品 |
家のネット料金 | ジュニアNISA運営費 | 個人のもの (保険、携帯代、服など) |
マイホーム用貯金 | 子供に関するもの | |
個人のもの (保険、携帯代、服など) |
【教訓1】支出が増えるタイミングで家計分担を見直すべき
結婚初期の夫婦が家計を見直すきっかけ色々あります。
- 同居を始めたとき
- 子供が生まれたとき
- 引っ越ししたとき
- 大きなローンを組んだとき(家、車など)
- 扶養が増えたとき
財布が別なら、こういった支出が増えるタイミングを見逃さずに支出の分担を考えましょう。
なぁなぁで何となく自分の財布から払うと、後々自分が苦しむことになりかねません。
特に子供が生まれたら支出分担を見直した方がいいです。
女性側が育休を取った場合、今までに比べて収入が減るのに加えて、育児という負担が増えます。
無償労働が増えるにもかかわらず、支出の負担が子どもが生まれる前と同じだったり増えたりすると、不満が溜まります。
我が家の場合、家事のほとんどは私がやっており、子どもが生まれてから、さらに育児が追加されました。
さらに両親とも遠方だったので、平日は毎日ワンオペでした。
本来2人でやるべき育児のほとんどを私がやっているのに、支出の分担を見直さなかったせいで自分の貯金が減っていく状態はストレスでした。
子供が生まれると教育費について考えなければいけません。
子供1人を育てるのに1,000万~3,000万くらいかかると言われているので、家計管理を見直すきっかけにしましょう。
【教訓2】独身時代に貯めた自分の貯金は切り崩しちゃダメ!
独身時代の自分の貯金は何かあった時の大事な財産です。
切り崩しちゃいけません。
法的にも、結婚する前に貯めていたお金は夫婦共通の財産ではなく、自分の財産なんです。
(結婚してからの貯金は、2人の財産です)
自分の収入だけで支出が賄えなくなったときは、貯金を切り崩すのではなく、夫婦の支出の分担を見直しましょう。
そして、何にどのくらい使っているのかが明確に分かるように、家計簿をつけておくことをおすすめします。
データがあった方が、話し合いもスムーズに進みますよ。
【教訓3】小さな不公平感が積み重なると、後で大きな亀裂が入る
本来、夫婦は協力し合って、助け合うものです。
ですが、どちらかに負担が偏って(実際にはそうではなかったとしてもそう思い込んで)、不公平感が積み重なると大きな亀裂が入ってしまいます!
夫婦って2人なんで、負担が偏ると不満が募りやすいんですよね。
これが3人とかだと違うと思うんですけどね。
(別の問題がある)
特に小さな子供は何かと手がかかるので、片方に負担が偏ると辛いです。
子供が生まれてから険悪になる夫婦は、だいたいこれが原因だと思われます。
不満は我慢すべきものではないです。
相手も口に出さないと分かりませんし、相手の意見だってあるので、しっかり話し合うことをおすすめします。
話合いに応じない相手の場合はとっとと逃げましょう!
【まとめ】家計簿をつけるのはおすすめです
家計の状況って時が経てば変わります。
なので、家計管理の方法も、一度決めたらそれで終わり、ではなくて、定期的にこれで大丈夫かな?と考えるのが大事だと思っています。
私も最近になってようやく付け始めましたが、家計簿をつけるのは家計を振り返って考えるきっかけになるのでおすすめです。
ズボラな私でも続いている、マネーフォワードを使った家計簿の付け方はこちら↓
ちなみにうちの家計管理の現在の状況はこんな感じですが…
- 夫の先取り分の貯金額は把握しているが、それ以外はまったく把握していない
(収入もたまに見る程度) - 夫も私も投資は自分のお小遣いでやっている(お互い干渉しない&自己責任)
- 夫も私の収入や貯金額は把握していない(このブログで確認する程度)←夫はブログ読者なので。笑
- 共通で使うものをどっちが買うかはその場の流れで決めている
- どちらか一方が家計を担当している、という感じではなく、どっちも相手側に関してはブラックボックス
- 支出の分担もきっちり決めているわけではなく、例えばビールは毎回夫が購入している
- 支出項目の予算は決めていない
一年後にはまた変わっているかもしれません。
今の私の考えとしては、とりあえずしっかり貯金さえできていれば、残りのお金を何にどう使うかは自由でいいかな、と思っています。
自分が頑張って稼いだお金を管理されたくない、っていう気持ちは、まぁ分かりますしね。
夫は無駄遣いをするタイプではないですし、常識ある人なのでそこは信頼しています。
家計管理は家庭の状況によってベストな方法が異なると思います。
だからこそ、人の家計管理の方法って何だか斬新で面白いんですよね~。