【2021】ジュニアNISA口座で購入したい投資信託まとめ(インデックス型がおすすめ)
こんにちは、ねるこ(@neruko_toushi)です。
3歳の子供がいる我が家は、2018年から楽天証券でジュニアNISA口座で運用を始めました。
ジュニアNISAとは、2016年度から始まった未成年者を対象とした少額投資非課税制度です。未成年者(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。
詳しくは、金融庁HPのジュニアNISAとは?を読んでみてください。
ジュニアNISAでは、
投資信託:高配当優待株=3:1
の割合で購入し、長期保有する方針にしています。
この記事では、ジュニアNISA口座で購入するのにおすすめの投資信託を紹介します。
ジュニアNISAの特徴と購入すべき投資信託の条件
冒頭でも紹介しましたが、我が家のジュニアNISA口座は、投信でリスク分散しつつ、高利回り優待株で配当や優待という株の恩恵を受けながら長期運用する方針です。
ジュニアNISA口座の特徴は、
- 毎年80万の範囲内で5年間非課税で投資できる
- 5年の投資期間終了後は20歳までロールオーバーして非課税で運用できる
- ロールオーバー可能な額に上限はない
子どもが18歳になるまで払い出しできない
ということ。
2020年度の税制改正により、ジュニアNISAは2023年末で終了・廃止されることになりました。
そして、この税制改正により2024年以降、その年齢制限が撤廃され、18歳未満でも源泉徴収されずに(非課税のまま)払い出しができるようになりました。
これにより、ジュニアNISAの大きなデメリットだった、「基本的に子どもが18歳になるまで払い出しできない」というデメリットがほぼ解消されます。
今(2021年)から利用をスタートした場合、利用できるのは2023年末までなので投資可能額は240万円(80万円×3年間)になります。
期間は短くなりますが、メリットは十分享受できるはずです。
ジュニアNISAの資金は、息子の将来の教育資金(主に大学用)にする予定です。
投資には元本割れのリスクがあることはもちろん分かっています。
なので、できる限りリスク分散しつつ、長期運用&ジュニアNISAの恩恵を有効利用することで、将来受け取れるリターンを大きくしたい、と思っています。
というわけで、そんな我が家の目的に合うよう、以下の条件を念頭にファンドを選びました。
- 無分配型(ジュニアNISA枠を目いっぱい使いたい&複利効果を最大限に生かしたいため)
- インデックス型(長期保有前提のため)
- 運用コスト(信託報酬)が安いもの(長期保有前提のため)
- 海外の市場を対象としたもの(投信の他に日本個別株も買う予定のため)
- 純資産残高が一定以上あり、右肩上がりに増えているもの(20年後も安心して持っていたいため)
- 信頼できる運用会社が運用していること(安心できるから)
海外の市場を対象としているものにしたい理由は、「投資信託:高配当優待株=3:1」の割合で購入予定のため、ジュニアNISAの年間80万の枠のうち、約20万円分は日本株を購入することになるからです。
投資信託まで日本市場を対象としているものにすると、かなり日本の景気に左右されることになるので、投資信託は海外市場を対象としているものにしたいと考えました。
ジュニアNISA口座での運用におすすめの投資信託
そんな条件を踏まえて、我が家がジュニアNISA口座で積み立てることにした投資信託を紹介します。
これ一つでOK!全世界タイプ
①eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
主として「外国株式インデックスマザーファンド」、「新興国株式インデックスマザーファンド」および「日本株式インデックスマザーファンド」への投資を通じて、日本を含む先進国および新興国の株式等(DR(預託証書)を含む)に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う。原則、為替ヘッジは行わない。
楽天証券より
設定日 | 2018.10.31 |
純資産 | 775.94億円 |
決算日 | 4月25日 |
手数料 | 0 |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.1144% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.1144% |
過去の分配金 | 0 |
割と最近登場した投資信託ですが、めちゃくちゃ人気があります。
とりあえず迷ったらこれ選んどけば良い、というタイプの投信ですね。
管理費用も安いですし、これ一つで全世界に投資できるのが良いですよね。
自分でリバランスする必要もないので、安心して長期保有できます。
似たような投資信託として、投資対象から日本が外れている、「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」という投資信託もあるので、日本個別株と合わせて運用する場合は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)を選んでも良いかもしれません。
②楽天・全世界株式インデックス・ファンド
「楽天・全世界株式インデックス・マザーファンド」を通じ、主として「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」に投資する。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。原則、為替ヘッジは行わない。
楽天証券より
設定日 | 2017.09.29 |
純資産 | 638.92億円 |
決算日 | 7月15日 |
手数料 | 0 |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.132% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.212% |
過去の分配金 | 0 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同じく、これ一つで全世界に投資できる投資信託です。
管理費用はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)より高いですが、バンガードが好きな人に人気があります。
③eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
複数のマザーファンド通じ、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートへ実質的な投資を行い、基本投資割合は、純資産総額に対してそれぞれ12.5%とする。各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する投資成果を目指す。原則、為替ヘッジは行わない。
楽天証券より
設定日 | 2017.05.09 |
純資産 | 719.72億円 |
決算日 | 4月25日 |
手数料 | なし |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.154% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.154% |
過去の分配金 | 0 |
株式だけでなく、債券やリートにも投資できる投資信託です。
将来、相場が不安定になったとしても、安定した成績が見込めます。
組み合わせて自分好みの布陣に!対象選定タイプ
①eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
「外国株式インデックスマザーファンド」通じて、主として日本を除く世界各国の株式に投資を行い、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざす。対象インデックスとの連動を維持するため、先物取引等を利用し株式の実質投資比率が100%を超える場合がある。実質外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。
楽天証券より
設定日 | 2017.02.27 |
純資産 | 1498.42億円 |
決算日 | 4月25日 |
手数料 | 0 |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.1023% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.1023% |
過去の分配金 | 0 |
人気のeMAXIS Slimシリーズです。
信託報酬が先進国株式の中で最安です。
資産も右肩上がりで勢いもあるので安心感があります。
②eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
「新興国株式インデックスマザーファンド」を通じ、主としてMSCI エマージング・マーケット・インデックスに採用されている新興国の株式等に投資を行い、信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を同インデックス(配当込み、円換算ベース)の変動率に一致させることを目的とした運用を行う。原則として為替ヘッジを行わない。
楽天証券より
設定日 | 2017.07.31 |
純資産 | 450.41億円 |
決算日 | 4月25日 |
手数料 | 0 |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.187% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.187% |
過去の分配金 | 0 |
こちらもeMAXIS Slimシリーズです。
色々と調べてみたのですが、インデックス型の投資信託なら、eMAXIS Slimシリーズの中から選ぶのが無難な選択な気がします。
何と言っても運用コストが低いのが魅力的です。人気があるのも納得です。
③楽天・全米株式インデックス・ファンド
「楽天・全米株式インデックス・マザーファンド」を通じ、主として「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資する。CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。原則、為替ヘッジは行わない。
楽天証券より
設定日 | 2017.09.29 |
純資産 | 1736.97億円 |
決算日 | 7月15日 |
手数料 | なし |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.132% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.162% |
過去の分配金 | 0 |
【楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)】と同じく、海外のETF(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)を買付して投資信託化している投資信託です。
④eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行い、信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行う。原則、為替ヘッジを行わない。
楽天証券より
設定日 | 2018.07.03 |
純資産 | 2289.24億円 |
決算日 | 4月25日 |
手数料 | なし |
運用管理費用(信託報酬)(税込) | 0.0968% |
ファンドの管理費用(含む信託報酬)(税込) | 0.0968% |
過去の分配金 | 0 |
我が家が選んだ投資信託はコレ!
人気と定評のある投資信託の中から、バランスを考えつつ、
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
の3つを選んでみました。
紹介した投資信託は、どれもジュニアNISAとの相性は良いです。
何を選ぶかは、好みの問題かなと思います。
ちなみに2021年から始めた自分のつみたてNISAでは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のみを積み立てています。
投資信託の購入方法は?
買う時期なのですが、最初は下がった時にまとめて買うのがいいのかな…と考えていたのですが、買うタイミングを計るのって結構ストレスなんですよね。
なので、毎月一定額を積み立てる設定にして、あとは基本的にほったらかしておくことにしました。
毎月積立にしておくと、自動で購入できるので、とても楽です。
しかも、自動積立って結果的に分散投資にもなるんですよね。
我が子が大人になる頃、資産が増えていますように
ジュニアNISAの運用方針を考えて思ったことなのですが、人のお金を運用するのって大変ですねー。
ジュニアNISAの運用資金は、自分のお小遣いで運用している自分の口座とは違って、夫婦で出し合ったお金ですし、将来は子供の学費のために使う予定なので、失敗できない!という気持ちが強いです。
でも、自分の口座で運用する場合は深く考えないことが多い私が、最良の選択をすべく、金融商品やリスク管理について色々と勉強するきっかけになったので、ジュニアNISA、始めて良かったです。
選んだ投資信託が10年後、20年後にどんな成績を出してくれるのかは分かりませんが、未来のためにより良い一歩を踏み出せたと感じています。
我が子が大人になる頃、資産が増えていますように。
このお金が、人生の選択肢を増やしてくれますように。
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