【PTS】ついに楽天証券でも夜間取引が可能に!使い方や注意点など
楽天証券でも、ついに夜間取引が可能になりました!
でも、そもそも夜間取引ってどんなものなのか、どんなメリットや注意点があるのか、良く分からない!
夜間取引(PTS)とは?
私は、夜間取引=PTSだと思っていたのですが、
【夜間取引】
証券取引所の立会時間外に取引所を介さずに株式を売買すること
で、
【PTS】
証券取引所の通常の取引時間外に取引できるシステムのこと
だそうです。
つまり、PTSは、夜間だけでなく、前場と後場の間、取引所の営業が始まる前の朝も対象、ってことで、夜間取引=PTS、ってわけじゃないんですね。
日本で運営されているPTSは、ジャパンネクストPTSと、チャイエックスPTSの2つだけで、このうち、夜間取引が行えるのは、ジャパンネクストPTSのみです。
楽天証券でできるPTSの概要と注意点
楽天証券でできるPTSについて、概要や注意点を簡単にまとめてみました。
- PTSの利用可能時間は以下の通り
- 呼び値の刻みが細かい(東京証券取引所で1円刻みの銘柄であってもPTSでは0.1円刻みのものが多数あり)
- 権利付最終日の夜間取引で取引した場合、配当や株主優待などの権利は得られない(夜間取引での取引は、翌日の日中(8:00~16:00)での取引と同じ扱い)
- 手数料は通常の国内株式取引手数料と同じ
- 現物のみで信用取引は出来ない
- 株式分割・併合が実施される銘柄は、株式分割・併合前取引最終日の夜間取引では、取扱い停止
- 夜間取引で買付(売却)し、翌営業日に売却(買付)した場合は日計り取引となる
- 日中取引(8:20~16:00)に市場をJNXに指定して発注しても、夜間取引には引き継がれない(夜間取引に発注した注文も同様に、翌日の日中取引には引き継がれない)
夜間取引といっても、一晩中取引できるわけではなくて、0時以降は取引できないんですねぇ。
詳しい使い方
では、実際に使ってみたいと思います。
試しに、楽天(4755)株の夜間取引をやってみたいと思います(3月20日、21時36分現在)。
日中の相場(東証)はこんな感じで終わっています。
上がってますね。
夜間取引を行うには、「市場」のタブを「JNX」にします。
そうすると、板がJNXに切り替わり、発注できます。
この日は、株価が日中にかなり上がって終わった影響か、売りは多いですが、買いは少ないですね。
ちなみに、東証・JNX・Chi-Xのうち2つ以上の市場が使える時間帯(8:20-15:00)は、「市場」タブの横の「SOR有効」の欄にチェックを入れておけば(デフォルトでチェックが入ってますので、外さなければ良いです)、市場間の株価を比較して、自動で価格有利な条件の市場へ注文を執行してくれますので安心です。
楽天(4755)のPTSはこんな感じですが、ちょっとマイナーな株、例えば私の持ち株のやまねメディカル(2144)のPTSを見てみると…
板、薄っ!!笑
買いが100株だけです。
これだとなかなか約定しそうにないですねぇ。
今後は夜間取引を活用しよう!
調べてみたら、夜間取引ってすごく魅力的なシステムだということが分かりました。
夜間取引ができるようになったことで、これから楽天証券を利用する人も増えるんじゃないでしょうか?
現在は、楽天で夜間取引をする人が少なくて、人気のある銘柄やイベント発生時以外はなかなか約定しづらい状況ですが、利用する人が増えれば、より使いやすくなってくるかと思います。